電気ストーブは火事にならないは嘘!火事になりにくい暖房器具は何?
暖房器具を使う時には
火事になりにくいものを使いたいですよね。
その中の候補の一つが電気ストーブです。
「電気ストーブって火を使わないから火事にならない!」
そう思ってませんか?
実はこれ、大きな間違いです!
「じゃあ何ならいいの?」
と気になりますよね。
今回は、電気ストーブが火事の元になる理由と、
火事になりにくい暖房器具について紹介します。
石油ストーブよりも怖い!電気ストーブで火事にならないは嘘だった!
電気ストーブは、
金属線に電気を流して熱を発しています。
火を使っていないのですが、
火事の元になってしまうんです!
なぜかというと、火を使ってなくても表面温度や、
電気ストーブの近くに置いてある物の温度が
すごく高くなるからです。
しかも、火を使う石油ストーブよりも危ないんです。
石油ストーブは火を使うので、
自然と火事にならないように気を付けようとするのですが、
電気ストーブは火を使わないので油断しがちだからです。
そのためか、電気ストーブの火事は、
暖房器具の火事の原因の全体の7割を占めています!
電気ストーブの火事の恐ろしさについて、
東京都生活文化局消費生活部というところが実験をしています。
電気ストーブと布団を使った実験なのですが、
電気ストーブと布団の距離が5cmの場合、
3分つけっぱなしにしていると布団は200度まで上がり、
14分後には500度まで上がり発煙してしまうという結果になっています。
安全を保つには50cm以上離す必要があるんです。
寒いからといって、寝ている間も
ストーブをつけっぱなしにしていると、
布団がストーブに近づいたり、当たってしまったりして
火事になってしまうかもしれません!
私が小学生の時、友達の家でお泊り会をして、
電気ストーブの周りで枕投げをしたことがありました。
白熱してしまい、投げた枕が電気ストーブに当たったのですが、
乾燥していたせいなのか数秒で焼けてしまって
パニックになったことがあります。
当時も「ストーブは火事になるから危ない!」
と親にしつこく言われていたので、
危険なことは分かっていました。
でもまさか、電気のストーブも火事になるなんて、
小学生の私は分からなかったんですよ。
子供の考えなんてこんなものなので、
特にお子さんのいる家庭は気を付けてほしいです!
電気ストーブをもう買っちゃった!どうしたら火事を予防できる?消し忘れは厳禁!
電気ストーブが火事の原因になることなんか知らずに、
もう電気ストーブを買ってしまったそこのあなた!
大丈夫ですよ!
きちんと対策をすれば、
火事のリスクはグッと下がります。
・外出する時と寝る前には必ず消す
消し忘れは厳禁です!
これを怠ってしまうと、大変危険です!!
「すぐに帰ってくるしいいか!」
みたいな軽いノリは絶対やめてくださいね。
・燃えやすいものは近くに置かない
特に布団やカーペットは近づきやすいかもしれません。
そして、子供のお昼寝も
電気ストーブの近くでしないようにしてくださいね!
・ストーブで洗濯物を乾かさない
寒い冬は洗濯物が乾きづらいです!
でも、ストーブの上で洗濯物を干さないでください!
簡単に火事になってしまいます。
・使わない時は電源プラグは抜いておく
これは漏電や誤作動を防ぐためです。
人間ってうっかり
何かをやってしまう時ありますよね。
私も、エアコンを消したはずなのにつけっぱなしだった、
なんてことがあります。
電気ストーブで同じことをするとかなり危ないので、
電源プラグを抜いておくようにしましょう。
また、傷んでいる電源プラグやコードは
使わないようにしましょう。
遠赤外線パネルヒーターなら大丈夫?答えはNO!
「触れる!」なんて謳っている
遠赤外線パネルヒーターもあります。
パネル部分の表面温度は高くても
70度くらいから上がりません。
「これが一番安全じゃん!」
なんて思うかもしれませんが、
実は遠赤外線パネルヒーターもすごく危ないです!
安全だからと、
タオルや服をパネルのところに掛けて乾かす。
これ結構やってしまいがちです。
これをそのまま忘れてしまうと、
火事になってしまいます!
おそろしいですよね~!
他にも、
・高温多湿の場所での使用
・水で本体が濡れてしまっている
・カーテンや布団、紙類のそばでの使用
・ガスボンベやスプレー缶が近くにある
・電源コードが傷んでいる
このような環境が整ってしまうと、
火事のリスクが上がります。
電気ストーブや石油ストーブよりも
火事のリスクは低いですが、
絶対火事が起きないとは言えないんです。
私も遠赤外線パネルヒーターは大好きで持っているんですが、
近寄りすぎるといつの間にか
皮膚が赤くなったりしてしまっています。
人間の皮膚でもすぐに赤くなってしまうので、
乾燥している中での布や紙は
もっと燃えやすいんだろうなと思っています。
一番火事のリスクが低いのはエアコン!
一番火事のリスクが低いのはエアコンの暖房です!
壁の上の方に設置されているため、
布団やカーペットなどの布類に
接近することがないからです。
そして、室温の設定も最高でも30度台ですよね。
これはなかなか安心なのではないかと思います。
コタツも火事のリスクは低い方に上がってきますが、
コードが床にあるので、踏んづけたりして
コードが傷む危険があります。
それで知らないうちに漏電なんかしちゃうと、
コタツ布団と発火元が近いので火事になりやすいですよね。
でも、限りなく火事のリスクが低いエアコンですが、
絶対的とは言えません!
一応前例もあるんですよ。
原因は、
・電源プラグやコードの発熱
・ファンヒーターの接続部の発熱
・エアコンの掃除で使ったスプレーが原因で起こる漏電
・コンセントに溜まったホコリから発火
・エアコンの老朽によるショート
などがあります。
ですが、電気ストーブとは違い、
つけっぱなしで火事が起こるわけではありません。
エアコンで火事起きた時は、
来るときが来たくらいにしか捉えることができません。
ホコリが溜まらないようなこまめな掃除と、
火事が起きたら早急な消火活動をすることくらいしか
対策がありません。
そして、外出時はエアコンを切るような
対策も大切なので忘れないようにしてください。
まとめ
・石油ストーブよりも電気ストーブの方が火事になりやすい ・電気ストーブの近くに物を置いておくと火事になりやすい ・遠赤外線パネルヒーターも火事のリスクがある ・エアコンが一番火事のリスクが少ない |
どんな暖房器具も、少なくとも
火事のリスクがあることが分かりましたね!
エアコンが一番リスクが低いのは分かりましたが、
電気代も心配ですよね。
しっかりそれぞれの火事の予防方法を知って、
使用すると良いと思います。
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