赤ちゃんがお風呂の水を飲む!焦らなくても大丈夫!?赤ちゃんの不思議な力
小さな赤ちゃんとの入浴は、細心の注意を払っていても、
ふとしたときにお風呂の水がかかったり、
湯船に顔がついてしまったりと、ヒヤリとした経験のある方もいるのではないでしょうか。
赤ちゃんが誤ってお風呂の水を飲んでしまった時、
ものすごい勢いで泣いているし、
こんなにむせていて大丈夫?お風呂の雑菌でお腹を壊さないかしら?
と色々と心配になりますよね。
初めての育児をされている方は尚更心配でしょう。
今回は、赤ちゃんが誤ってお風呂の水を飲んでしまった時の対処法と、
赤ちゃんに備わっている不思議な能力をご紹介します。
まずはお母さんが冷静に。
まだ小さな赤ちゃんが激しく泣いて苦しそうにむせていたら、
母親としてはとっても心配になるし、焦りますよね。
でも、まずはお母さんが冷静になって下さい。
赤ちゃんの顔にかかった水を、ガーゼなどで拭きとり、背中をトントンと叩き、
口や鼻に入った水をはき出しやすくしてあげましょう。
背中を洗っている間など、少しの時間であれば、
たくさんの水は飲んでいないはずです。
落ち着くまで優しく声をかけながら、抱っこをして様子を見ましょう。
赤ちゃんの機嫌が戻れば、そのままお風呂に入っていても大丈夫ですよ。
実は、私自身も生後2ヶ月の娘の顔が湯船についている事に気づかず、
慌てて抱き上げた経験があります。
幸い水に浸かった時間が短かったので、泣くこともなく、
ちょっと驚いたような顔をしていただけでした。
顔についた水滴をすぐに拭くと、
その後はのんびりとお風呂タイムを楽しんでいるようでした。
親の心配とは裏腹に、意外とケロッとしている事が多いです。
お風呂から出て、いつも通りにスヤスヤ寝ているようなら心配ないと思いますよ。
赤ちゃんの不思議!潜水反射とは?
赤ちゃんは生まれつき、顔(鼻の穴付近)に水が触れた時に、息を止めて、
喉にある声門を閉じる反射をもっています。
それが潜水反射(ダイビング反射)です。
原始反射の一種で、万が一鼻や口から水が入っても、
声門が閉じて気道や胃・肺への水の浸入を防ぐ事が出来るそうです。
本当かなぁ~と調べてみると、それを裏付ける事例がありました。
2014年に放送された、「地球ドラマチック 赤ちゃんのヒミツ」です。
ざっくり説明すると、
生後6ヶ月の赤ちゃんが海に落ちました。 6分間も水の中にいた赤ちゃんは、助けられたものの、瀕死状態でした。 しかし、無事に回復し、事故から1年後、 身体的にも精神的にも事故の後遺症は見られませんでした。 肺に水が入らない赤ちゃんだった事が、生き延びた理由の一つです。 |
という内容でした。
潜水反射は生まれた時から備わっていて、生後4ヶ月~6ヶ月頃には消失してしまうそうです。
この事例では、赤ちゃんが生後6ヶ月で、
まだ潜水反射の機能が残っていたから助かったという事ですね。
赤ちゃんが1歳だったら助からなかったかもしれません。
私も、赤ちゃんは水中で息を止める事が出来るという話を聞いた事がありましたが、
それは潜水反射のことだったのですね!
低月齢の赤ちゃんをお風呂に入れて、誤って落としてしまったという事例を見ても、
その後異常なく過ごしている子が多い理由も納得できました。
赤ちゃんは不思議な力をもって生まれてきているんですね。
しかし、潜水反射があるからといって、油断してはいけません。
低月齢の赤ちゃんを水中に入れると、
手足を動かしているうちに大量の水を飲み込んでしまう場合もあるし、
水中毒を起こす危険性もあり、最悪は命を落とすこともあります。
細心の注意を払っていても、赤ちゃんの顔にうっかり水がかかってしまったり、
水中に落としてしまったりした時、お母さんが焦らない為にも、
赤ちゃんには潜水反射があるという事を、頭の片隅に入れておくと良いと思います。
くれぐれも故意に落とすようなことはしないでくださいね!
まとめ
・赤ちゃんが浴槽の水を飲んでしまっても、まずはお母さんが落ち着いて対処しましょう。
・赤ちゃんには潜水反射という原始反射が備わっています。
少しの時間であれば、大量の水を飲む事はほとんどないので、そのまま様子を見ましょう。
・ただし、発熱や激しい嘔吐・下痢があったら、すぐにお医者さんに相談しましょう。
大事に育てている赤ちゃんが水を飲んで苦しそうにしていると、心配だし、
一瞬目を離した隙にこんな事になってしまって、本当に申し訳ない気持ちになりますよね。
でも悔やんでも仕方ありません。
子育てをしている多くの方が1度はやってしまう失敗の一つです。
お母さんの動揺は赤ちゃんにも伝わるので、落ち着いて対処してくださいね。
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