手動式灯油ポンプの使い方! 吸い上げられないのは何故?
石油ファンヒーターを使っている方には馴染み深い手動の灯油ポンプ。
ホームセンターなどでもお安く手に入りますよね。
しかし最近は、電動の灯油ポンプも普及し、
手動ポンプの使い方が分からない人も増えてきています。
そもそも、初めて使うという人もいるかもしれません。
手動式灯油ポンプは単純な構造で、知っていれば簡単に使えますが、
コツを知らないと無駄な労力を使う羽目に!
初めて手動式灯油ポンプを使う方へ、使い方のポイントをご紹介します。
手動式灯油ポンプの使い方!簡単に使うコツとは?
効率的に手動式灯油ポンプを使うコツ。それは、
ポリタンクをファンヒーターのタンクより高く置くこと!
これだけで、最初にシュポシュポすれば後は自動で灯油がタンクへ流れて行きますよ!
では使い方を詳しく説明します。
①ポリタンクを、ファンヒーターのタンクよりも
高い位置に置きます。(←これがミソです。)
②赤いポンプ(握る所)の部分の上にある
白いネジを締めます。(←締め忘れると灯油を吸い上げられませんので注意です!)
③ファンヒーターのタンクにホースを差し込み、
赤いポンプを数回シュポシュポします。
何回かシュポシュポしたら、後は勝手に流れて行くようになります。
④止める時は、白いネジ部分を緩めます。タンクのゲージを見ながら、
溢れる前に8〜9割の所で止めるようにしましょう。
どこにしまう?ポンプの保存方法
使い終わった後のポンプ。灯油の匂いもキツくて置き場所に困りますね。
どこに置いておけばいいのでしょう?
置き場所は、出来れば風通しの良い屋外がいいですね。
ベランダ等に雨ざらしの場合、壊れてしまう原因になりますので、
ポリタンクケースに一緒に収納するのが良いですよ。
大きさや種類によっては、灯油ポンプとポリタンクが一緒に入らないものも
あるようなので注意して下さいね。
場所が限られてポリタンクと一緒に保管できない場合は、
灯油ポンプ専用の置き場を作るのもありです。
家にあるもので対処する場合、ペットボトルを半分に切ったものや
空き缶などを使っている方もいるようです。
灯油ポンプ用のケースも売られています。
ポリタンクの横に取り付けられるものや、
リング上になっていてドアノブ等に引っ掛けられるものもあるそうです。
ポリタンクの周りも灯油臭くならずにしまっておけるので、あると便利ですね。
室内等に置くと、さすがに灯油臭さがあるかと思いますが、
ビニール袋などに入れると袋が溶けてしまうこともあるので気をつけて下さい。
雨水やゴミが入るのであまりオススメ出来ませんが、
灯油缶にポンプを入れっぱなしの場合。
シーズン終わりには灯油をふきとって、風通しの良い場所に保存してください。
灯油を拭き取らないとポンプが変形してしまう事もあるそうですよ。
どんな仕組みなの?
手動式の灯油ポンプが途中からシュコシュコしなくても流れるのは、
「サイフォンの原理」…というものを利用した仕組みになっているからなんです。
サイフォンの原理って何?
とっても簡単に説明すると▶▶
液体を高い位置にから低い位置に管を通して流す時、
管の内部が液体で満たされていれば、途中で出発地点より高い地点を通っても
ポンプでくみ上げなくても流れ続ける。
というものです。
吸い上げられない時の原因は?
よくあるのは、
- ポリタンクの位置がファンヒーターのタンクより高くなっていない
- 白いネジ部分を締めていない
これらを確認しても吸い上げない場合は
本体が故障している可能性が大きいかもしれません。
管が破れていたり、中の弁が機能しなくなっている事が考えられます。
まとめ
・手動式灯油ポンプはコツが分かれば簡単に使える
・手動式灯油ポンプの保存には、専用ケースが便利
・「サイフォンの原理」を使った仕組みになっている
・吸い上げない時は故障?もう一度確認してみて!
どうでしたか?手動式灯油ポンプ、
意外に簡単に使える事がお分かりいただけたと思います。
これで給油が終わるまでずっとシュポシュポしなくていいですね!
エコで便利な手動型もまだまだ活躍しそうです。
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