灯油ストーブで不完全燃焼になる原因とは?知らないと超危険だった!
寒い日の相棒といえばストーブ。
その中でも灯油ストーブを使用する
ご家庭もあると思います。
ですが、灯油ストーブを使う時に
気を付けないといけないことがあるんです!
それが「不完全燃焼」です!
場合によっては
身体への影響もあって超危険なんです!
今回は不完全燃焼の原因は何か?
そもそも不完全燃焼とは何か?
危険な症状についても紹介していきます。
不完全燃焼の原因は芯の位置にあった!芯の位置の直し方も紹介
灯油ストーブが不完全燃焼を起こす原因は、
ストーブの真ん中の芯の位置です。
これは芯を上げ過ぎてもダメですし、
下げ過ぎてもダメです。
どちらも、不完全燃焼の原因となってしまいます!
芯の上げ下げをなぜしてしまうかというと、
燃費を調節したいからです。
燃費の調節を知っている人は、
芯の位置を調整してしまうんです。
燃費を抑えたくて芯を下げ過ぎてしまうと、
その途端に変な臭いがしてきてしまいます。
逆に上げ過ぎると、
炎が立ち上がるくらい燃えてしまいます。
これも灯油の量に燃焼が追い付いていないことで、
不完全燃焼の招くので大変危険です!
じゃあどのくらいの位置が良いのか?
と疑問に思いますよね。
正しい位置は
・筒の部分が十分に赤熱している
・上の部分の炎が4cm以下になっている
この2つが揃う位置です。
ストーブをつけて20~30分くらいはしっかりと観察して、
正しい位置にあるのか確認しましょう!
ではどういう風に
芯の位置を調整した方が良いのか気になりますよね。
大体5mm程度だったら位置調整ができるので、
芯が上がりすぎ・下がりすぎの場合はやってみてください。
手順は、まず一旦芯を取り出します。
その後に芯についている金具を一旦外して、
上げ下げをし調節した状態で取り付けます。
なかなか分かりづらいと思うので、動画を貼り付けておきます。
これは、芯が短くなってきた時の交換方法ですが、参考になると思います。
不完全燃焼は有害物質を発生させる!目が痛いなど症状が出ることも!
そもそも不完全燃焼とは、
酸素が不足しているときに物質が燃えることです。
これにより何が起こるのかというと、
有害物質が発生してしまいます!
「なんかストーブのある部屋にいると目が痛いな。」
と思っていたら不完全燃焼だった
なんてこともあるんですよ!
他にも鼻が痛くなることもあります。
不完全燃焼が元で発生する物質の中でも
代表的なのが一酸化炭素です。
一酸化炭素を知らずに大量に吸い込んでしまうと、
一酸化炭素中毒になってしまいます!
怖いですよね~!
高校生で「なんか灯油くさいな~。」と思っていて、
そのまま様子を見ていたら
一酸化炭素中毒になってしまったという話もあるくらいです。
若い子でも症状が出てしまうので、
小さい子から大人までも要注意なんですよ!
一酸化炭素中毒を起こした時の症状はとっても気づきにくい!
一酸化炭素中毒は、サイレントキラーと呼ばれているほど
初期症状に気づきにくいです。
初期症状は、
・めまい
・頭痛
・吐き気
・不快感
などです。
風邪症状に似ているため、
まさか一酸化炭素中毒なんて思わないですよね!
そしてそのまま時間が経っていくと、
・意識障害
・生命の危機
に陥るわけです。
意識があっても
体が動かなくなってしまうこともあります!
しかも、怖いのは
この急性的な症状ではないんですよ。
一見治ったように見えても、
後遺症として数週間後に
・記憶障害
・運動障害
・精神症状
などが出ることがあります!
高齢者の場合は
認知症と間違ってしまう可能性もあり、非常に危険です!
子供や高齢者の症状に気づくことはなかなか難しいです。
大人の私でも、熱風に当たりすぎて、
なんとなく気持ちが悪い時があります。
「これは一酸化炭素中毒だ!」
と判断するのは難しいです。
病院でも血液検査で判断するくらいですからね!
冬に子供や高齢者から
「なんだかめまいがする・・・。」
みたいな訴えがあった場合は、
まずストーブを使っている環境かどうかのチェックが必要ですね!
一酸化炭素中毒を予防するには換気と掃除が大事!
では、どうしたら一酸化炭素中毒を防げるか
気になりますよね。
それはこまめな換気と
ストーブの掃除が大事になります!
「寒いから嫌だ!」なんて言って
ストーブを長時間つけっぱなしにしていると、
最悪な事態が待っているかもしれません!
換気扇を回したり、
時間を決めてこまめに換気することが大切です!
そして、ストーブのススやホコリを
しっかり落とすことも不完全燃焼を予防になります!
あと、芯の劣化も不完全燃焼を招きますので、
定期的な交換をしましょう。
芯の交換目安は、
火力が弱くなった・燃焼中の臭いが強くなった時です。
まとめ
・灯油ストーブの不完全燃焼は一酸化炭素中毒を招く ・不完全燃焼の原因は芯の位置 ・一酸化炭素中毒の初期症状は気づきにくく、場合によっては命の危険もある ・一酸化炭素中毒の予防は換気と掃除が大事 |
今回の記事で、不完全燃焼がすごく危険だということが
分かっていただけたかと思います!
本当に危ないんですよね。
灯油ストーブをつける時は、
1か月に1回は芯の位置を確認することと、
換気を徹底していれば安全です!
安全に冬のストーブを活用しましょう。
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