電気ポットの水入れっぱなしでも大丈夫?安全な水を飲むためには?
どこの家庭や職場にも、
必ずと言っていいほど置かれているのが電気ポットです。
電源を入れておけば、自動的にお湯を沸かしてくれ、
噴きこぼれる心配もないし、保温もしてくれるのでとっても便利ですね。
でもその電気ポットの中に残ったお湯、
どうしたらいいのか困っていませんか?
せっかく沸かしたのに捨てるのはもったいない。
でも、入れ替えるのは大変・・・
何日も同じお湯を使い続けても大丈夫なんだろうか…?
もし、さっき淹れたコーヒーが腐ったお湯だったら、
なんて考えると、ゾッとしてしまいますよね。
電気ポットのお湯の扱いについて、詳しくご紹介していきますので、
家庭や職場で、ぜひ役立ててください。
知っておいて損はないですよ~!
お湯古くなっても腐らないけど、水は入れ替えた方が良い
煮沸殺菌、という言葉もあるように、水を沸騰させると殺菌はできます。
つまり、ポットの中のお湯を沸騰させる限りは、
殺菌が出来ている状態と言えるんですね。
ですから、結論から言うと、
ポットの中のお湯は沸騰させていれば腐りません。
実際に、継ぎ足し継ぎ足しで、
中身を入れ替えずに使っている人も結構いますからね。
まるで、秘伝のタレみたいですが。
じゃあ、何日も同じお湯を使い続けてもOKなんだ!と喜ぶのはまだ早いですよ。
実は、古いお湯を使い続けることによって、デメリットも生じるんです。
沸騰させた水の中をよーく見てみると、
時々、白っぽいものが浮かんでいたり、沈んでいたりしませんか?
これは、水を沸騰させたことによって、
水に含まれているミネラル分が結晶化してしまったものなんです。
これは、中身を入れ替えないと
どんどんポットの内側についてしまって、蓄積されてしまいます。
そうして汚れになってしまうんです。
これを「カルキ汚れ」と言います。
ですから、古いお湯を使い続けるのは、
結局は不衛生ということなんですね。
私も以前は、継ぎ足し方法だったんですが、
ポットの内側の汚れが気になりだして、
ちゃんと毎日入れ替えるようにしましたよ。
やっぱり、汚れ方が全然違います!
一度冷めてしまったお湯には細菌がわくって知ってた?!
最近では、省エネのために、使わない時は温度を低めに設定したり、
電源を切っておく人も多いと思います。
我が家も、基本的にポットのお湯を使うのは朝と夜だけなので、
昼間は電源を切っています。
そうすると、ポットの中のお湯は一度冷めてしまいますよね?
一度冷めてしまったお湯は、大丈夫なんでしょうか?
いくら沸騰させたとしても、一度冷めてしまうと、
水には多少なりとも細菌は湧きます。
また、沸騰させたことで、水の中の塩素が抜けてしまいますので、
細菌が繁殖しやすくもなっています。
ただし、再沸騰させると、細菌は死滅します。
水を沸騰させる
↓
殺菌
↓
水が冷める
↓
細菌がわき始める
↓
再沸騰させる
↓
殺菌
という流れになります。
最終的には殺菌されていますので、
水自体は安全と言えます。
ただ気になるのは、これを繰り返すことで
水の中に死んだ細菌がたくさん残るということです。
細菌の死骸がフヨフヨと漂っているお湯なんて、
ゾッとしちゃいます!
私は、ポットの中のお湯はできるだけ、
毎日入れ替えることをおすすめします。
わが家では、夕食の後片付けの時に、
ポットの残り湯を使って洗っています。
油も落ちやすくなるので、無駄にはなりませんよ!
ポットの中は清潔にしましょう
私は、ポットの中身は、毎晩流してしまって、
新しい水を入れるようにしていたんですけど、それだけでは十分ではありませんでした!
いくら新しい水に換えていても、
やはり汚れは少しずつ溜まってくるんです。
ポットの洗浄は、
だいたい2カ月に1回くらいはしておきましょうね!
<ポットの洗浄の仕方>
・ポット専用の洗浄剤を使う
・クエン酸を使う
①ポットにぬるま湯を満タンに入れる
②クエン酸と酢を各30gずつ入れる
③沸騰させる
④約6時間放置する
⑤中をきれいにすすぐ
クエン酸の方法だと、
長時間ポットを使えないので、注意しておきましょう。
電気ケトルの場合も、同様に洗って下さいね。
私自身は、家にクエン酸を常備していないので、
ポット専用の洗浄剤を使っていますよ。
まとめ
電気ポットの中のお湯って、入れ替えないと腐ってしまわないか心配ですよね。
・沸騰させると殺菌できるので腐らないが、汚れが付きやすくなるので結局は不衛生 ・一度冷めてしまった水には雑菌が湧くので、沸騰させても死滅した雑菌が残っている ・電気ポットは2カ月に1回は洗うようにしよう |
毎日使うものだからこそ、
清潔さを保っておきたいですね。
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