冷蔵庫のピーマンをうっかり忘れていたら変色!これって大丈夫?
野菜室の中身って、買ってきてから、
うっかり使うのを忘れていたりしませんか?
葉物野菜ならしなびてしまったりしますが、
ピーマンの色が変わっていた!とびっくりすることもあると思います。
私も以前、黒っぽい茶色になったピーマンを
発掘してしまったことがありますよ。
この変色してしまったピーマンは、もう捨てるしかないんでしょうか?
いいえ、捨てるのはちょっと待ってくださいね。
そのピーマン、まだ使えるんです!
ピーマンが変色したのは熟したから
最近の野菜売り場では、緑以外のピーマンを見かけることもありますよね。
これは、違う種類のピーマンではないんです。
同じ種類なんですよ~!
実はピーマンは熟していくと色が変わっていくんです。
私たちがイメージする鮮やかな緑色は、
まだ熟す前の色だったんですね。
お店に売られているのは、
青いうちに収穫したものなんです。
私たちが苦みを感じながら食べていたのは、
青いピーマンだったなんて、びっくりですよね。
ピーマンは熟成していくと、だんだん赤みを帯びてきます。
ですから、ピーマンが赤くなるのは普通なんですね。
そして、この赤いピーマンは食べても全然問題ありません。
次の項目で詳しくご説明しますが、
むしろ栄養価がアップしているくらいなので、ぜひ食べてください。
苦みも減りますので、
独特の味が苦手、という子供も食べやすくなりますよ。
私も子供もピーマンが苦手なので、
ピーマンを完熟させてから食べさせるつもりです。
ただし、赤を通り越して茶色になったものは、
腐りかけていますので、食べないでくださいね。
変色したピーマンは栄養価UP!
熟成すると、変色すると共に栄養価もアップするピーマン。
どう変わるのかというと、
・赤い色素の「カプサンチン」が増える
・青い状態でも多いビタミンCが、青い時の2倍近くまで増える
・カロテンは青い時の約3倍
・ビタミンEは5倍以上
と、とにかくすごいんですね。
「カプサンチン」は、
ピーマンが熟成する時に増える赤の色素です。
抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に役立つ栄養なんですよ。
これはぜひ、摂りたい栄養ですね。
他にも、
・血の流れを良くする
・整腸作用
・貧血の改善
などの効果が期待できるんです。
ピーマンのパワーってすごいですね。
ただ置いておくだけで、これだけ栄養価がアップするなら、
変色したピーマンを捨ててしまうなんて、もったいなさすぎます!
ではなぜ、小売店では
完熟ピーマンがあまり売られていないのでしょうか。
それは、熟すまでに時間が掛かるからなんです。
それだけコストが掛かってしまうので、
野菜売り場では緑がメインなんですね。
でも、買っておいて家で熟成させれば、問題ありません!
ただ、買って来た時の袋に入れて置いたままでは
ピーマンが傷みやすくなってしまいます。
保存方法は、
①水気をしっかり拭き取る
②一個ずつラップや新聞紙で包む
③ポリ袋やジップ付きの袋に入れて冷蔵庫にしまう
これだと、だいたい3週間くらい持ちますよ。
変色したピーマンとよく似ているパプリカの栄養は?
ピーマンとよく並んでいるのがパプリカです。
赤いピーマンと聞くと、
こちらを思い浮かべる人も多いでしょう。
パプリカも鮮やかな色で、
食卓をカラフルにしてくれますよね。
では、パプリカの栄養はどうなんでしょうか?
パプリカのあの赤や黄色も、やはり熟した色なんです。
そしてその栄養素は、
栄養豊富なピーマンよりもさらに豊富なんですよ!
・ビタミンCは約2倍
・βカロチンは18倍
・ビタミンEは約5倍
と、そのパワーはすごいんですね~。
しかも、肉厚で甘みもあるので、
食べやすいです。
パプリカの栄養の健康効果としては、
・生活習慣病の予防
・冷え性改善
・ダイエット
などが期待できます。
ピーマンと合わせて摂れば、
見た目にもキレイだし、健康にも良いし、良いことずくめですよ。
まとめ
冷蔵庫の野菜室で、ひそかに変色してしまっていたピーマンはどうすればいい?
・変色したのは完熟したからなので、茶色くなければ食べても大丈夫 ・熟したピーマンは栄養価もアップしているので、ぜひ摂って欲しい ・ピーマンの仲間のパプリカも栄養が豊富なので、合わせて摂るようにしよう |
熟すことで、より食べやすくなるなら、
変色させてから食べるというのも一つの方法です。
ピーマンが苦手、という人は、
ぜひ、完熟したピーマンに挑戦してみてくださいね。
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