いま枯れた紫陽花に注目が?!紫陽花の花言葉も合わせて紹介!
梅雨の季節を鮮やかにいろどってくれる紫陽花。
ピンクや青だけでなく、最近はいろんな種類も多く出回っています。
雨に濡れたみずみずしい色が魅力的ですが、
最近では枯れかかった紫陽花にも注目が集まっているって、知っていましたか?
「え?枯れてるのに?」
とびっくりしてしまいますが、本当なんです!
注目されている枯れかかった紫陽花について、
ぜひ知っておいてください。
合わせて、色ごとにある紫陽花の花言葉についても、
ご紹介していきます。
枯れた紫陽花は「秋色紫陽花」と呼ばれている
「秋色紫陽花」という言葉を耳にしたことはありませんか?
秋に咲く紫陽花ではありません。
実はこれ、6月ごろに咲いた紫陽花が、
枯れかかった状態の物のことなんです。
公園などに植えられている紫陽花は、
ピークを過ぎると、剪定で花を切ってしまうんです。
いつまでも花を残しておくと、
株に負担がかかってしまうからです。
ところが、花を切らずに残しておくと、
紫陽花はどんどん色を変えていくんですね。
もとの鮮やかな色とは全然違って、
渋いアンティーク調の色合いになるわけなんです。
上の写真もそうですね。
「枯れた紫陽花」というと、身も蓋もありませんが、
「秋色紫陽花」というと、何だかシックでおしゃれな気がしませんか?
私も、紫陽花の色は土がアルカリ性か酸性かで変わる、
というのは知っていましたが、
どんどん色を変えていく、というのは初めて知りました。
なぜ、色が変わるのかというと、
紫陽花の花の仕組みに秘密があるんです。
私たちが紫陽花の「花」だと見ているのは、
実は「がく」なんですね。
がくは、葉っぱと同じようなものなので、
花が終わった後も長く残るんです。
そのがくが持つ色素が、水分が抜けていくと共に、
どんどん変化していって、秋色紫陽花になっていくという仕組みです。
こんなに長く楽しめるなんて、
紫陽花の魅力がますますパワーアップしますね!
秋色紫陽花の保存方法
秋色紫陽花は、切り花として売られています。
きれいに形を保ったまま、
ドライフラワーのような状態になるので、とても長持ちするんですよ!
何と、一年以上も楽しめるんです。
お値段はけっこうするんですが、
長期間楽しめることを考えると、かなりお得な気がしますね。
<秋色紫陽花を水にさしておく場合>
水にさしておきたいときは、
①茎を斜めに削ぎ切りをする
②茎の中にある白いフワフワを取る
③深めの水にさしておく
早い時期に出回る紫陽花は萎れてしまうこともあるので、
しっかりと水を吸い上げられるようにしておきましょう。
<秋色紫陽花をドライにして飾りたい場合>
早めにドライな状態にしたいときは、
水から出して、しっかりと乾燥させましょう。
フラワーリースにもぴったりですよ!
紫陽花の花言葉は色によって変わる
紫陽花は、色によって花言葉が違います。
バラもそうですが、人気のある花は、
それだけ細かく分けられているんでしょうね。
・白
「寛容」
白の紫陽花は、どこか優しい感じがしますね。
私もたまにアジサイ園に行ったりするんですが、
やはり白い紫陽花を見ると、ホッとした気分になれます。
・ピンク
「元気な女性」「強い愛情」
ピンクの紫陽花は、アルカリ性の土の時に咲きます。
ヨーロッパではアルカリ性の土地が多いので、
ピンクの紫陽花が多く見られるようですよ。
鮮やかなピンクは、
見ただけで元気になれそうな気がしますね。
・青
「高慢」「無情」「あなたは美しいが冷淡だ」「辛抱強い愛情」
どちらかというと、ネガティブな意味が多いですね。
あのすっきりとしたさわやかな色が、
私は結構好きなんですが。
・ガクアジサイ
「謙虚」
日本にもともとあった紫陽花は、ガクアジサイです。
花言葉も、日本人を表しているみたいですよね。
秋色紫陽花には、花言葉はありません。
でも人気が出てきているので、
そのうち作られるかもしれませんね。
紫陽花の代表的な花言葉は、実は「移り気」なんです。
色が変わるからなんでしょうか?
なので、結婚式には不向きな花とされてきました。
しかし、ジューンブライドの季節に咲く花ということもあり、
最近では、結婚式に取り入れることも出てきています。
小さな花が集まっていることから、
「家族団らん」というプラスなイメージの花言葉が、
採用されるようになっていますよ。
プラスとマイナスの花言葉。
どちらを選ぶかは、その人次第ということですね。
まとめ
枯れた紫陽花に人気が出てきているって本当?とびっくりしてしまいますが、
実は、
・初夏に咲いた紫陽花の花をそのまま残すと色が変化し、「秋色紫陽花」と呼ばれている ・秋色紫陽花は、水にさしてもドライフラワーにしても楽しめる ・紫陽花の花言葉は、色によって変わる |
初夏とは違って、落ち着いた色合いが楽しめる秋色紫陽花。
ぜひ、お部屋に飾ってみてくださいね。
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