大人の豆知識!十五夜って満月じゃないの?中秋の名月との違いは?
十五夜と聞くと満月をイメージする方、意外と多いですよね。
「十五夜=お月見=満月」ぐらいの認識が一般的ではないでしょうか。
また、中秋の名月という言葉もありますが、
「中秋の名月=十五夜」と思っていませんか?
実は少しずつ違うんです!
今回はそんな十五夜に関する豆知識をまとめてみました。
こういう雑学がスマートに答えられると大人ですね!
十五夜は満月じゃない!!
そもそも十五夜って何でしょう?
いきなりこんなこと聞かれると、「ん?」ってなりますよね(笑)
ちなみに私の回答は、
「十五夜?秋の満月がキレイな日に見るお月見のことじゃないの?
お団子とススキを飾るやつ」でした。
実は、十五夜は旧暦の15日の夜のことをいい、毎月あります。
「え!」と思った方、私と同じ反応です。
毎月あるんですって、十五夜!
さらに調べるとこんなことがわかりました。
昔は旧暦の15日の月のことを十五夜と言っていたそうなのですが、
天文学が発達した現在では、
満月は旧暦の15日より遅れることがわかっているので、
厳密には十五夜は満月ではないんだそうです。
みなさん、ご存知でしたか?
肉眼では満月に見える十五夜のお月様、実は満月ではなかったのですね!
十五夜が毎月あることも満月ではないことも、
お恥ずかしながら私はまったく知りませんでした(笑)
十五夜と中秋の名月の違いは?
では次の質問です。中秋の名月とは何でしょう?
はい、「んんん?」ってなりますね(笑)
ちなみに私の回答は、「え?十五夜と同じじゃないの?」でした。
実は、中秋の名月とは旧暦の8月15日の月を指します。
つまり、1年に1度だけです。
旧暦では、現代と違って7月~9月が秋になるので、
真ん中の8月が「中秋」と呼ばれ、
旧暦8月15日の月を「中秋の名月」と呼ぶようになったんだそうです。
ということは、十五夜と中秋の名月の決定的な違いは、
毎月あるか年に一度か、ということになりますね。
これは明らかに違いますね!
では、中秋の名月は満月なのでしょうか?
これは、新月から満月になる周期が14日~16日の間で変化するそうで、
ぴったり満月に重なる年もあればずれる年もあるんだそうです。
さらに、現代のカレンダーでは、
中秋の名月は9月~10月のどこかになりますが、
毎年日にちが変わるので注意が必要です。
平成30年は、9月24日(月・祝)です。
どうでしょう?意外と知らないことが多いですね。
私は「十五夜=中秋の名月=満月」となんとなく思い込んでいたので、
勉強になりました。
「そうか。今年の中秋の名月は祝日か。私も鑑賞してみようかなぁ」
なんて思ったので、継は家でもできるお月見の準備について簡単に説明します。
今年の中秋の名月は家で鑑賞してみませんか?
平成30年の中秋の名月は9月24日(月・祝)です。
祝日の夜ですし、家で美しい月を眺めながら素敵な夜を過ごしてみませんか?
<手順&準備するもの>
①月見台を決める
お月見をする場所のことを月見台と言います。
お月様が見える場所であればOKです(窓辺、縁側、出窓、ベランダ・・・)。
②お供え物を飾る
月見団子、里芋やさつまいも、旬の野菜や果物、ススキを飾りましょう。
最近では、お月見用の供物セットも売っているのをよく見かけますので、
利用するのもよいですよ。
③宴を楽しむ!
準備ができたら、美しいお月様を楽しみながら宴の開始です!
月見酒もいいですね!
お供え物は、供えた後はおいしくいただきましょう。
お月見の時は、お部屋の照明なども控えめにすると
ムードたっぷりのお月見が楽しめそうですね!
まとめ
十五夜、満月、中秋の名月などについて見てきました。
まとめると、
・十五夜は毎月ある
・ 十五夜のお月様は、天文学的には満月ではない
・中秋の名月は年に一度・ 中秋の名月のお月様も満月とは限らない
今年は、十五夜に関する豆知識を、お月見をしながら披露してみてはいかがでしょうか?
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