喪中の大晦日の過ごし方。NGなものとOKなものがあった
喪中の時ってお祝い事は避けるイメージがありますよね。
めでたいムード満載なのが大晦日からお正月にかけてです。
この時、喪中だと過ごし方はどうしたらいいのか迷ってしまいますね。
実は過ごし方の中にNGなものとOKなものがあるんです。
今回は喪中の大晦日の過ごし方についてまとめました。
実は喪中範囲は狭かった!自分から見て2等身まで
喪中の話をする前に、自分から見てどこまでの血縁関係の人が喪中の範囲になるか知っておいた方がいいです。
実はすごく狭くて、自分から見て2等身までが喪中ということになります。
0等身 ・夫、妻 1等身 ・父母 ・配偶者の父母 ・子供 2等身
・兄弟、姉妹の配偶者 ・祖父母 ・孫 ・配偶者の兄弟、姉妹 ・配偶者の兄弟、姉妹の配偶者 ・配偶者の祖父母
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となります。
イトコや叔父叔母は入らないんです。
親戚関係のお葬式に参加したら喪中というイメージでしたが、そういうわけではないようです。
初詣に行くのはNG
喪中に初詣に行くのはNGです。
「え~!正月といえば初詣なのに~?」と思いますよね。
NGな理由がきちんとあります。
神社では死=穢れ(けがれ)とされています。
神社にお参りに行くには鳥居をくぐらないといけませんよね?
ですが、鳥居は神の領域とされているのでお参りどころか入ることされも許されません。
結構厳しいんですよ。
ですが、大丈夫な宗教もあるんです。
実は浄土真宗は初詣OKです。
「亡くなった人は仏様にお任せしましょう。」というスタンスなので、
浄土真宗の人は初詣OKとなります。
私も実家が浄土真宗なので、あまり気にせずに初詣に行っていました。
田舎に住んでいると初詣って結構大イベントですし、
色んな知り合いに遭遇できるので結構楽しみにしていました。
「初詣は行かなくてもいいんだけど、喪中になる1年間が厄年になるけど厄払いもダメなの?」
という疑問が出てくるかと思います。
これに関しては、亡くなってから50日経った忌明け後ならお参りしても大丈夫なので、
時期を見てお参りしましょう。
喪中に神社に行くこと自体に気が引ける人は、お寺でも厄払いをしてくれるところがあるので、
家の近くにどんなお寺があるか確認してみてくださいね。
ちなみに、その時におみくじやお守り・お札も買っても大丈夫です。
おせちの準備はOK
正月のおせちの準備のために、大晦日に買い出しに行く家庭も多いのではないでしょうか?
昔は、おせちはお祝い料理だからダメとされていました。
ですが、現代ではお正月料理という形にしなければOKとされています。
お雑煮もOKなんです。
「お正月料理という形にしないってどういうこと?」と思いますよね?
どういうことかと言いますと、おせちではなく普段の料理として食べるということです。
例えば、お重に入れずに大きなお皿に盛ります。
おせちをお重に入れるのは、めでたさが重なるようにという意味があります。
なので、普通のお皿を使って「めでたい」の意味を消します。
うちは喪中でなくても、おせちはお重を使わずに大皿で出ていました。
多分洗うのが面倒くさいという理由だと思いますが、お重を使わなくとも何の問題もなかったです。
あとは、おめでたいイメージの食材を使わずに料理することも大事です。
例えば、鯛やエビ、紅白かまぼこなんかは赤い色をしていることから縁起の良い食べ物とされています。
それぞれに他の意味も込められていますが、全ておめでたいイメージの食べ物です。
栗きんとんなんかも、富を得るという意味がありますしおめでたいイメージです。
このような縁起がいい、おめでたいイメージのある食材をなくせばいいです。
「もうおせちじゃないじゃん!」と思いますが、
実際おせち料理はほとんど何かしらの意味合いを持っているので仕方がないです。
んじゃどんな料理ならいいの?となりますよね。
絶対的な正解はありません。
おせち料理の定番を作らなければ大丈夫です!
うちのおせちは、喪中でなくともパーティーっぽいものが多かったので紹介しておきますね。
- オードブル
- お刺身
- お寿司
- 煮物
- 春巻き
- 生ハムとバケット
こんな感じで和洋折衷な感じでした。
あと、気を付けなければいけないのが、お箸です。
「寿」とか「賀正」とか書かれていないものにしましょう。
大掃除と年越しそばはOK
大掃除は一年の汚れはその年のうちに落としておこうという意味合いなので、しても問題ないです。
年越しそばに関しても、「一年の厄を断ち切る」、「細長いようすから長生きを願う」
という意味なので食べても問題ないです。
親戚の集まりとお年玉の準備は少し注意が必要
喪中は親戚の集まりはしてはいけないのか悩みますよね。
これに関しては「故人をしのぶための集まり」という趣旨なら大丈夫です。
既婚者の方は悩まれるかもしれませんが、自分の配偶者の親戚の集まりも行って大丈夫です。
その時に気を付けたいのが、日付を超えて1月1日になった途端
「あけましておめでとうございま~す!」と誰かが言ってくるかもしれません。
「おめでとう」と言うことはNGなので、つられて言わないようにしなければなりません。
このような時は「今年もよろしくお願いします。」とだけ言いましょう。
なかなかルールが厳しいですが、一応マナーとしてはこれが基本です。
次にお年玉に関してですが、あげること自体は全く問題ありません。
親戚の子供たちも楽しみにしていますしね。
ただ、あげる時のポチ袋はお祝い感が少ないものがよさそうです。
例えば紅白の水引がついているものはよくないです。
子供にあげるものなので、そんなお堅い袋に入れることの方が珍しいかもしれませんね。
キャラクターものの可愛いポチ袋もたくさん売っているので、そちらの方が良いかと思います。
ポチ袋ということ自体が気になるのであれば、
100均や雑貨屋さんにミニ封筒が売っているので、そのようなものでもいいと思います。
まとめ
今回は喪中の大晦日の過ごし方についてまとめました。
喪中の範囲は狭くて安心しましたが、
「あけましておめでとう」を言ってはいけないなど細かいルールがあるのに驚きでした。
ですが、大晦日はご年配の方と接する機会が多いものです。
喪中の大晦日の過ごし方を知っていると、親戚の集まりでも恥をかかずに済みますね。
喪中の過ごし方で悩んでいる人はぜひこの記事を参考にしてください。
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