入道雲の数え方って知っていますか?正しい数え方教えます!
子どもとの何気ない会話などで、
「あれ、これってどうなんだろう?」と思うことがあります。
そのうちの一つが、雲の数え方。
丸くて他とはっきり分かれていれば一つとみなせるでしょうが、
大きなむくむくとした入道雲はどうなのでしょうか?
また、単位は「個」?「つ」?それとも・・・?
これにはどうやら答えがあるようですよ!
その答えを知ってお子さんとの会話を弾ませてはいかが?
入道雲の単位は…
ズバリ、答えは…
という前にクイズ!
1 丸(がん)
2 座(ざ)
3 雲(うん)
さあ、どれでしょう?
正解は2の座(ざ)でした~。
決まってはいないようですが、高い山に見立てて「座」で数えることがあります。
ちなみに、雲の形によって、単位が変わることがあります。
それと、「ひとつ」「ふたつ」でも間違いではないそうですよ。
細かく小さな雲は「切(きれ)」
飛行機雲のような細長い雲は「本(ほん)」
かたまりのようになっている雲は「塊(かたまり、かい)」というそうです。
知っておくと尊敬のまなざしで見られそうですね!
そもそも入道雲とは
山のようにもこもことして大きい入道雲。
入道雲はどうやってできるか知っていますか?
地面近くの熱くて湿った空気が上空に行って、
そこで冷やされて雲になったものをいいます。
なんと一万メートル以上にもおよぶそうですよ。想像できませんね。
入道雲と積乱雲の違いですが、基本的に入道雲は積乱雲の一部で、
積乱雲の子どものようなものです。
積乱雲はニュースなどでよく聞かれ、
入道雲は会話などでよく使われるいわゆる俗称です。
入道雲は、主に晴れた夏の日に見られます。
夏以外にもみられることはありますが、
「入道雲と言えば夏!」というイメージは強いですね。
入道雲の秘密
入道雲を眺めていると、なんだかゆったりとおおらかな気分になってきますが、
ゆっくりしている場合ではありません。
急いで洗濯物を取り込んだり、建物の中に逃げてください。
雲の中は不安定な状態になっているので、入道雲ができたら、
雷と激しい雨、いわゆるゲリラ豪雨になる可能性があります。
時には雹(ひょう)が降ってきたり、
竜巻を起こしたりすることもあるので十分気を付けてくださいね。
ちょうど旅客機が飛ぶあたりにできる入道雲ですが、
パイロットの間では、雷や突風を引き起こす可能性があるので、
「美しさに誘惑されても絶対に近づくな」と言われているそうです。
ちなみに入道雲の中には25mプール150杯分の水分があるそうですよ!
そんな量が降ってくるのだから、ゲリラ豪雨になるのも納得できますね…。
名前の由来ですが、いくつかあるようで、
一つは、入道という言葉は、力持ちの大きな体をしたお坊さんの事で、
力こぶのできたそのお坊さんの姿に、
形が似ていたことからこの名前になったそうです。
他にもあります。
「入道」とは仏道に入ることを意味していて、
そこからお坊さんを「入道」と言い始めたのが由来です。
その後、お坊さんでなくても坊主頭の人も「入道」というようになりました。
江戸時代の怪談話で、「大入道」と呼ばれる坊主頭の妖怪がいて、
入道雲はこの妖怪に似ていることから
入道雲と言われるようになったとの説もあります。
まとめ
1. 入道雲の数え方は「1座、2座、3座・・・」と数える。
2.地面近くの熱くて湿った空気が上空に行って、そこで冷やされて雲になったもの。
3.入道雲を見つけたら激しい雨と雷に注意する
4.「入道雲」の由来は、いくつかある
夏の晴れた日、子どもとちょうど入道雲を見つけ、
「あれが入道雲だよ。一つあるね。一座というんだよ」
と教えることができました。
子どもも無事それを覚えましたが、おじいちゃんとおばあちゃんに入道雲のことを「あれはイチザっていうんだよ!」と自慢げに教えておりました…。(ちょっと残念!)
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