ポリエステルとレーヨンの生地は洗濯で毛玉ができやすいってほんと?
カットソーやセーターにできる毛玉の処理どうしていますか?
取っても取っても着るたびに増える毛玉…
見た目も良くないし、せっかく買ったのにって気持ちになりますよね。
そんな毛玉さん、ポリエステルとレーヨンの混紡だと
かなりできやすいってご存知ですか?
また洗濯や脱衣後の処理など、
対策をすればある程度は毛玉の発生を防げますよ。
ポリエステルとレーヨンとは?
ポリエステルは1950年代に
アメリカとイギリスで開発された、石油を原料とする合成繊維です。
素材の扱いやすさや汎用性から、
現在最も多い合成繊維として、生活の中で広く使われています。
特徴としては100%の場合だと、美しい光沢感があったり、
アイロンをかけなくても着られるような防シワ性や強度があります。
また、よく他の繊維と混紡で生産されることが多いです。
レーヨンは世界で最初に「シルクを目標として開発された繊維」
として最初に作られた化学繊維です。
化学繊維の中でも再生繊維に分類されるので
よくエコロジー繊維なんてよばれていますね。
特徴は、吸水性や染色性に優れていますので、
他の繊維に混ぜ込みやすいです。
ポリエステルより弱い繊維なのでシワになりやすく縮みやすいです。
水に濡れることで弱くなってしまいます。
これら二つの繊維が混紡で使われているお洋服、安いんです!
石油系とエコ繊維をつかうことで、
天然繊維100%よりも生産コストを押さえられる上に、
同じような風合いも出せます。
染まりやすい性質から、いろいろなバリエーションの素材を
大量生産するのに向いているんです。
なぜ毛玉ができる?
前述した通り、
ポリエステル→強い繊維
レーヨン→弱い繊維
とざっくりですがこのような特徴があり、
二つを混ぜることによってレーヨンの千切れた小さい繊維が
ポリエステルの頑丈な繊維に絡みつきます。
その現象が他の素材よりも、服を着るたび、
洗濯するたびに急速におこるので、毛玉ができやすいんです。
洗濯で毛玉防止ができる!
では、毛玉を防止するための洗濯方法について
私がいつも行っている方法を紹介します!
①カットソー、ニットは裏返して→ネットに入れて→ドライコースで洗う!
洗濯による摩擦を少しでも軽減したいので服は裏返します。
さらにネットにいれてドライコースで洗います。あまり服を傷つけない意識です。
ドライコースは通常コースよりも時間が短いので水に触れてる時間も減らせます。
なるべく干す時もパンパンしないで優しく陰干しします。
②タライや洗面器に水をためて手で押し洗い!
安い生地とは言え、メーカーやブランドによっては売値が変わります。
大事な服は手洗いで守ります。押し洗いの方法は動画で確認できます。https://www.youtube.com/watch?v=iNoxisDWfA4
最初はめんどくさい…と思いましたが、断然毛玉のできにくさが違うので
私は手洗いをおすすめします!
何着もあったら大変ですが、
1,2着ならお風呂のついでにささっと洗ってしまいましょう。
出来てしまった毛玉の処理
それでも毛玉ができてしまう場合も処理方法があるのでご紹介します。
よく見かける毛玉取り機(毛玉カッター)、
あまり使うのはお勧めしません。
なぜなら、毛玉をカットする=生地を切ってしまっているからです。
カットすることでどんどん薄くなるし、
やり方によっては穴も開いてしまうことも。
同様に、糸切はさみで切るのも良い方法とは言えません。
なんとなく毛玉を見つけたら指でつまんで取りたくなるけどそれもNGです。
わたしは切って取るのではなく、毛玉をほどいてとかしています。
洋服ブラシを使えば毛玉はほどくことができます。
豚毛よりも馬毛のほうがやわらかいので、馬毛ブラシを愛用しています。
帰宅後、服を脱いでハンガーにかけるor洗濯前にささっとかけましょう。
毛玉ができていない状態でも軽くかけることで毛玉発生の防止になりますよ。
まとめ
1、ポリエステルとレーヨンは毛玉のできやすい素材
2、洗濯で予防しましょう
3、できてしまったら切らずにとかして!
これだけで服が長持ちするので是非試してみてください。
服の手入れをして秋のおしゃれを楽しみましょう。
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