ズボンの裾上げを手縫いで仕上げよう!裾を切らないやり方教えます!
成長とともにどんどん買い替えが必要になる子供服。
物によっては1年どころか1シーズンで着れなくなってしまったこと、ありませんか?
少しでも長く着てもらえたら、家計も助かりますよね。
そこで、裾を切らずに裾上げする方法をマスターしちゃいましょう!
これなら長めのものを買っても後で伸ばして着ることができますよ。
ズボンの裾上げ〜準備編〜
〈必要なもの〉
裾上げしたいズボン 縫い針 ズボンと同系色の糸 ※なるべく目立たない色を選んでください |
まず、裾上げしたいズボンを実際に履いて、何センチ余分なのか測っておきましょう。
長いぶんがわかったら、脱いでズボンを裏返します。
さっき測った余分なぶんを折り返します。
ここまでできたら、次は実際に縫っていきます。
ズボンの裾上げ〜実践編〜
仕上がりを目立ちにくくさせるため、糸は一本どりです。
※一本どり…
針に通した糸の両端を一緒に玉結びするのではなく、1本だけを結ぶやり方。
糸の長さは、ズボンの裾を2周できるくらいあれば十分でしょう。
ここでポイント!
玉結びは大きめに作りましょう。
子供用の特に伸縮性のあるズボンだと結び目の玉が通り抜けてしまう場合があります。
せっかく縫ったのにほつれてきてしまっては後々縫い直しをすることになります。
手縫いのやり直し、結構うんざりですよね。
最初は、折り返して隠れてしまう裏側から針を刺します。
次に、表側になる布をほんのちょびっとすくいます。
このちょびっとが表から見える糸になるので
なるべく小さく済ませましょう。
針を向こう側まで貫通させるというよりも、針先をちょこっと引っかけるだけのイメージです。
奥の布がすくえたら、手前のズボンの裾の布を7ミリ〜1センチくらいすくいます。
ここは履いたときに裏側になり見えないところなので、気を張らなくても大丈夫。
ざくっと思いきってやっていくと、スピードも上がります。
最初の動作に戻ります。
向こう側の布をちょびっとすくう。
途中の状態で表側から見るとこうなります。
縫ったところが見やすいように、白の糸を使いましたが
ポツッポツッと縫い目が見えているのがわかりますか?
ズボンと同系色の糸を使えば多少大きくすくってしまっても
そこまで目立たないと思いますので、頑張ってください!
このように向こう側をちょびっと、手前側をざくっと、と繰り返していきます。
ここでさらにもうひとつポイントが!
あまりキツキツに糸を引いて縫わないように注意してください。
これも子供服ならではなのですが、伸縮性のある生地ゆえに脱ぎ履きなどで
生地が伸ばされたときに、糸は一緒には伸びないのでプチンと切れてしまう可能性があります。
ある程度縫い進んだときや、縫い終わって玉留めするまえにズボンをぐっと引っ張って
糸に少し余裕をもたせておくと安心です。
1周ぐるっと縫えたら、裏側で玉留めをして(これも玉大きめで)完成です。
おわりに
子供用のズボンの裾なら、縫う距離も短いので10分〜苦手な人でも
20分程度で終えることができます。
- 余分な部分をまるごと内側に折り返す
- 目立たない色の糸を使ってまつり縫いする
縫い方が少し難しいかもしれませんが、ステップはたった2つです。
すぐにサイズアウトしてしまう子供服ですが、
裾上げすることでお気に入りのものが長く着られたらお子さんも喜んでくれますよね。
その他にも、ゼッケンやワッペンを縫い付けるときにもまつり縫いが活用できます。
縫うことに慣れてきたら、
自分用のスカートもぐるっとまつり縫いして好みの丈で履くこともできますよ!
ちょっと自分で頑張れば有料のお直しに出さなくて済むので、
お財布にも優しく嬉しいメリットです。
お裁縫が苦手なあなたも勇気を出して、挑戦してみてください!
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