手縫いで服は作れるの?手縫いで服を作るために知っておきたいこと
「小物は縫ったことはあるけど、手縫いで服は作れるのかな?」
そんな風に思っているそこのあなた。
はい!手縫いでももちろん服を作れますよ!
でも、ミシンで作るのと
同じようにしてはうまくいきません。
手縫いに適した作り方をする必要があるからです。
今日は手縫いで服を作るためのあれこれを、
お教えしていきたいと思います。
難しい準備やテクニックが必要なわけではありませんので、
これを読んでぜひ、手縫い服に挑戦してみてください。
手縫いで服を作るには本を手に入れよう
ミシンでないと、
小物と違ってある程度強度が必要な
洋服は作れないと思ってしまいませんか?
でも実はそんなことはないんです。
日本文化の代表、着物は昔からずっと今に至るまで
ずっと手縫いで作られていますし、
イギリスのジェントルマンが着るスーツも
職人が手縫いで仕上げたものです。
ですから、必ずしも
手縫いは服作りに向いていない
というわけではないんです。
かと言って
どんな服でも手縫いで作れるか
というとちょっとそうではなくて。
ここで手縫いの服作り成功への近道をお教えしましょう。
それは手縫い専門の本を手に入れること!
ミシン縫いの本とは違い、
元々手縫いで仕上げることを考えて、
手縫いでは面倒な布の端処理が少なく済んだり、
そもそも縫うところが少ないデザインや型紙が作られているんです。
「一枚裁ち(いちまいだち)」といって1枚の大きな布から、
なるべく服の全てのパーツを1枚につなげた状態で切り取る方法
を用いている本がたくさん出ています。
一度本屋さんで実物を見てみてください。
手縫い服の入門編としては、
やはり服が小さくて縫う長さも短くて済むので、
子供服が作りやすいでしょう。
大人の服でも、
簡単なスカートやワンピースなら挑戦しやすいですね。
夏物なら生地も薄くて縫うのが楽ですよ!
また、一から作るのはちょっと難しそうと感じた場合は、
服の裾を切って好みの生地と繋げたり、襟やフリルを追加したりと
既製品のリメイクから慣れていくのも
ひとつの作戦かもしれません。
手縫いで服を作るためのテクニック
では実際に服を縫う時に
必要なことはなんでしょうか。
なみ縫い、返し縫い、
まつり縫い、かがり縫い
ができればだいたい大丈夫です。
どれも家庭科で習ったことのある
基本の縫い方ですので、
あまり心配はいらないかと思います。
また、せっかく縫ったのに
糸が抜けてしまっては台無しですので、
玉結び、玉止めはしっかりと行いましょう。
脇や股下など
「ここは強度が必要だな」
という場所は、
縫い目を細かくすれば安心ですよ。
次に、布の端処理に困る人も多いと思います。
袋縫い、折り伏せ縫い、三つ折り
などを使い分けて対処していきましょう。
いずれもミシンで縫ったものの映像ですが、
見ればやり方がよく分かりますのでご紹介します。
また、ほつれにくい生地選びもポイントになります。
タテヨコと井の字にシンプルに織られた生地は
糸が抜けやすくほつれやすいです。
どうしてもボロボロしてきてしまう、
という場合はアイロンテープを使って
抑えてしまうのも手です。
さらに、サテンなどの化学繊維で織られた布だと、
ライターの火であぶるようにして
布端を溶かして固めることによって
ほつれ防止ができることもあります。
まとめ
手縫いで服を作るハードル、低くなりましたか?
時間がたくさん掛かるのは覚悟の上だと思いますが、
ひと針ひと針縫い進めて出来上がった服は
段ちがいに愛着が湧くこと間違いなしですね!
手縫い専門本も多いことですし、
これは!というものを見つけて、
お気に入りの一着を仕上げてみてください。
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