マフラーにアイロン?最後が丸まる手編みマフラーの仕上げのひと手間
大好きな人のため、自分用、子供用、
手編みのマフラーは、
フワフワな上に気持ちもこもって暖かいですよね。
私も昔は自分や彼氏に、
今は子供にと何度もマフラーを編んできました。
でもせっかく長く編めたのに、
なんだか端からくるくる…
編み方によってはよくそんなことがありました。
「素人が編んでいるし、多少のくるくるは仕方ないのかな」
と諦めていましたが、
実は編み終わった後にあることを
しないといけないと知ったんです。
それが「アイロン掛け」だったんです。
意外と知られていない仕上げのひと手間、
ここで詳しく解説したいと思います。
せっかく編めたマフラー、丸まって困る時にはアイロンがけが効果的
手編みのマフラー、人がひと目ひと目、
手で編んでいくものですから、
目が揃っていなかったりして
バランスが取れていないなんてことは
よくあることですよね。
それに編み方によっても
どうしても丸まりやすいなんてこともあったりして。
特にメリヤス編み!
これ、私も編むと
いつもくるんくるんに丸まってしまうんです…。
解消するために、本来の意図とは違うけど
フリンジを付けて重みで伸びるようにしてみたり、
端だけは丸まりづらいゴム編みにしてみたり。
いろいろと工夫のしようはあるんですけど、
本当にやりたいのはこういうことじゃないんだ!
と思いながらの仕様変更なんです。
「これなんとかならないのかな~」
と思っていた時に目に飛び込んできたのは
「仕上げアイロン」の文字。
一瞬「えっ?!」となりませんか?
私は
編んだ毛糸にアイロンを押し当てるところ
を想像してしまいました。
正しくは「スチームアイロン」を使用するとのこと。
それでもなんだか信じられなかったのですが、
実際にやってみると驚きの効果が!
丸まりが伸びるほかにも、
全体がふっくらするのも感じられました。
これはぜひお悩みの人に試してもらいたい!
具体的なアイロンの掛け方を次にご紹介します。
間違えたら一大事!正しいアイロンのかけかた
先ほど私がイメージしたように、
ワイシャツのアイロン掛けのように
マフラーの上からアイロンを押し付けるのは
絶対にNGですよ、間違えないで!
まず、アイロン台に編み地の裏を上にして置きます。
希望の形、大きさになるように
アイロン台にマチ針で刺し留めてアイロンを当てます。
この時、アイロンはスチームモードにして、
スチームを当てるだけにします。
必ず浮かせて、
マフラーには接触させないでください。
毛糸がじとっと湿るくらいに
たっぷりスチームを当てたら、
乾くまでそのまま放置してください。
一晩ずっと置いておくぐらいの気持ちで。
結構長い時間そのままにしておかないと、形が安定しません。
高温のスチームを当てるので、
素材には注意しておいてください。
ウールなら高温スチームにも耐えられますが、
アクリルは溶けてしまうこともあるので
避けた方が良いでしょう。
家にスチームアイロンがない場合は、
霧吹きで湿らせてからドライヤーの風を当てたり、
お風呂のフタを開けた浴室に干しておく
というやり方でも代用がききます。
でもできることなら吊るすのではなく
平らなところに置いて乾かしてください。
せっかく丸まりは直せたのに、
必要以上にびろーんと伸びてしまったりしたら
台無しですからね。
スチームを当てると、
強敵メリヤス編みも平らになりましたが、
やっぱり時間が経つと少し戻ってしまうように思います。
メリヤス編みを完璧に平らにできる方法はこの世にあるのだろうか?
と少し嫌になってしまう気持ちもありますが、
諦めも必要なんでしょうか。
まとめ
目から鱗のスチームアイロン法、
ポイントは押さえていただけましたか?
これであなたのくるくるマフラーも
美しくふわふわに仕上げてください。
見栄えがぐっとアップしますよ!
マフラーだけでなく、帽子やセーターなど
編み物全般に使える技なので、
他のものを作った時にもこの仕上げのひと手間を思い出してください。
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